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住職。ネット上。記事。

歩む:定直清哲さん(41)=戸畑区 闘病体験を法話に /福岡
毎日新聞 

 ◇C型肝炎乗り越えた興禅寺住職
 「人としてこの世に生まれ来るものは、みな平等です」

 戸畑区の住宅街に1935(昭和10)年に建てられた曹洞宗興禅寺の3代目住職。その傍ら、さまざまな病気に対する偏見をなくそうと、自身が20代から苦しんだC型肝炎の闘病体験を、法話などで語り続けている。

 小学校の頃から一眼レフカメラで写真を撮るのが趣味。工業大学の大学院を卒業後、オリンパスに入社し、あこがれていたカメラ開発に取り組んだ。C型肝炎が分かったのは、希望に満ちていた入社1年目の社内健康診断。実は7歳の時、生まれつきの心臓病「先天性心房中隔欠損」の手術をしており、その際の大量の輸血で感染したと知った。「当時はまだ難病指定の病気。目の前が真っ暗になりました」

 当時のインターフェロン治療では完治の可能性は20%。治療を始めると、注射のたびに38度を超える高熱が出て、トイレに駆け込んで解熱用の座薬を入れる日々が続いた。そんな苦しい治療を1年続けてもウイルスはなくならず、C型肝炎は慢性化してしまった。

失意の中、周囲の無理解が追い打ちを掛けた。「自分のコップは自分で洗って」「一緒に風呂に入っても大丈夫か?」。日常生活では感染しないのに、配慮のない言葉で傷ついた。「病気についての正しい知識を広め、正しく理解してもらいたい」と強く思った。結局、入社4年目で会社を退職し、寺を継ぐため実家に帰った。

 2度目の治療に挑んだのは05年。ペグインターフェロンとリバビリン併用という新しい治療法が国に認可されていた。この時も注射を打つたび高熱が出たが、1年間の治療に耐えて完治した。医療費が高額なうえ、さまざまな副作用があり、しかも完治の可能性は50%。「三つの壁」はあるが、自身の経験から「早めの治療を」と呼び掛ける。

 昨年11月からは、カルテがないC型肝炎訴訟の原告団も支援。寺を患者たちの集会場所に提供するなどしている。「C型肝炎は完治できる病気です。治療の補助制度など、患者に必要な情報も積極的に伝えていきたい」
プロフィール

興禅寺住職

Author:興禅寺住職
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